• 育児担当制…一人ひとりを大切にし、毎日同じ保育士が育児します。
    乳児にとって、食べさせたり、寝かせたりする保育士が一定である事は、情緒的に安定し信頼関係が育ち要求を表現できるようになります。
    人間としての基礎づくりとして基本的信頼関係を築けるように育児担当制を取り入れています。
  • 流れる日課…一人ひとりにあった生活リズムを考えながらクラス全体の日課を決めていきます。
    子どもの発育と健康を守るために、毎日の規則正しい生活が大切です。
    早寝早起きの生活リズムで、決まった時間に寝て、食べて、遊んでという生活を繰り返していく中で,子どもは次に何をするかという見通しを持つことができ、気持ちが安定します。
    おなかが空いたら食べる、眠くなったら寝るという自然なリズムを基本とします。
    感覚機能を充分に働かせることができるよう、その子にあった日課を考えていきます。
  • わらべうた…心を育てるわらべうたを大事にしています。
    わらべうたは代々歌い継がれてきた伝承音楽のひとつで、文化遺産とも言えるものです。お腹の中で聞いて育った母親の心臓の音のように、わらべうたの鼓動は、子どもにとって自然で心地よいものであり、母のぬくもりがあります。
    小さい子どもにとってわらべうたが適していることのひとつは、音域が狭くて聞きやすく、子どもの声帯に無理なくうたいやすいことです。また歌詞が単純で幼い子どもに合っています。
    短い詩やとなえ、手や顔あそび、ひざ乗せあそびなども楽しみます。目と目を合わせ保育者の肉声で一人ひとりに向けてうたいます。
    幼児になれば、友だちとコミュニケーションをとりながら遊び、音楽教育とともに秩序を育てます。
  • 子どもの居場所を大切にします
    一人ひとり、食べるところ・寝るところが、決まっていていつも同じ場所を使います。自分の居場所があることで安心できます。
    お休みの子の場所も守られ、そこが空いていることで友だちのことも気づきます。
    シンボルマークはその子を象徴するものとして6年間大切にしています。
  • 異年齢混合保育をします
    異年齢混合クラスとは、幼児(3歳児〜5歳児)の子ども達が同じクラスとなり生活を一緒にすることです。
    その中で、3歳児は4・5歳児に憧れを持ち、4・5歳児は3歳児がいることでお世話したり手伝うことを積極的に行います。
    更に、3年間同じクラスで過ごすことで、子ども達が見通しを持ち活動に関して期待を抱きます。
    子ども達の間では、クラスの中の好きなあそびやうたの伝承が生まれます。
  • 日常生活の延長としての行事
    小鳥の森保育園では、行事を日常の生活とかけ離れたものとはせず、子どもたちの負担にならないように、日ごろ の活動の延長に行事を迎え入れるものと考えています。

0歳児で大切にしてること

  • 食べることや睡眠、排泄などの世話は情緒の安定のため特定の保育士が当たります。
  • 見たり、聞いたり、触ったりと感覚機能を充分に働かせやすいように保育室のコーナーを工夫し遊具を整えます。
  • 一人ひとりの子どもにあった健康な睡眠のリズムを整えます。
  • 安心できるよう子どもの寝る場所、食事の場所を決めています。
  • 個人差、月齢差によりリズムが変わり、睡眠も3回から2回、1回と徐々に移行します。
  • 随時、水分補給をします。
  • 発達に合わせた手作り遊具を用意しています。外気浴や散歩などは随時取りいれています。


1歳児で大切にしてること

  • だだこねやこだわりを自我の芽生えと大切に受け止め、次のステップにすすめるように援助します。
  • 1人ひとりが充実して自ら遊べるように環境、遊具を整え、安全に充分配慮します。
  • 子どもの気持ちに共感し、代弁する中で言葉の獲得を助けます。
  • 手洗いや身の回りの整頓など生活に必要な習慣を知らせ、自立に向けて援助します。
  • 生活のリズムは基本的に1回寝になりますが、月齢の低い子や必要な子は2回寝をします。
  • 少人数に分かれて室内遊びや外遊びをします。
  • 随時水分補給をします。


2歳児で大切にしてること

  • 生活に必要な習慣が身につくよう個別に助けます。
  • 自分を出せる関係を基に「ジブンデ」「ヤッテ」の気持ちを大事にし、それぞれの思いに添った援助を します。
  • 感覚機能と運動機能を充分に働かせるような遊びを取り入れます。
  • 子どもたちが体験したことを基にごっこ遊びが広がるよう環境、遊具を整えます。
  • 描画、粘土などでの表現の芽生えを大切に受けとめ伸ばすように努めます。
  • 活動する時間が長くなると、食事の時間、睡眠の時間など一日の流れは変わります。
  • 晴れた日は、外あそびをしています。
  • 随時、水分補給します。
  • 集団でするわらべうたやお話など、発達に合わせてとりいれています。


異年齢クラスで大切にしてること

  • 異年齢同士の関わりを大事にしながら豊かな人間関係が形成されるよう援助します。
  • 集団あそび、役割あそびが出来る機会を増やすことでルールを身につけ、社会性を育てます。
  • わらべうたを通して、うたうことを楽しみ体操を行うことで運動能力の発達を促します。
  • 環境、美術、お話しを通して表現することを喜び、自然や生き物に親しみながら考えることや発見することで知識を得られるよう援助します。
  • 空間(机の上でするパズル・お絵描き・積木あそび・お家ごっこ)を考えて遊具を揃えていて子ども自身が自分で好きな遊びを選べるようにしています。
  • 役割あそび(○○ごっこ)が沢山出来るように、具体的な実物なものを用意したり色々みたてて遊べるような遊具を用意しています。
  • ボードゲームやカードゲームなど各年齢に合う物を用意して、数名で遊べるようにしています。
  • 園庭では鬼ごっこ、縄跳び、鉄棒など身体を充分に動かして遊ぶことをしています。
  • 季節に応じて散歩先を決めて、年齢で距離の違う散歩先を決めています。
  • 「横年齢の日」を設けて同年齢の子達と過ごす日を設けています。
  • 5歳児の活動では、小学校の公開授業の見学・プラネタリウム鑑賞に行き就学への準備をします。お別れ遠足に行っています。
  • 体操を行い、跳ぶ・支える・投げる・平衡感覚を養うなどの基本的な運動を繰り返して行ってます。
  • わらべうたを集団で行い音楽的なねらいを身につけるのと同時にルールを覚え、友達との協調性を身に付けています。
  • 美術活動では、クレヨン・色鉛筆・絵具を使ってのお絵描き、粘土・紙粘土・毛糸やその他の素材を使っての創作活動をしています。
  • 絵本の読み聞かせと平行して、素話や道具を使ったお話しを聞いて想像力を高め、お話しを聞く楽しさを経験しています。
  • 環境や数量に関することを課業の中で楽しく経験していくことで身の回りの出来事や数量への関心を広げています。
  • 月1回、「お誕生日会」をします。5歳児の保護者にも来てもらい一緒にお祝いをしてもらいます。