一日の中の一定の時間に意図的、計画的に課題のある内容を子どもの興味や関心に沿って大人が主導ですすめます。
子どもは実際に体験していく中で興味を持って自ら取り組む時に一番の学びがあると言われています。そのきっかけになるように取り入れています。
具体的な内容では、わらべうた・体操・文学・環境認識・数量認識・食育・健康教育・描画、手仕事があります。

子どもにとって、運動は欠かせないものです。幼児の著しく発達していく経過に全身の筋力や骨格、そして肺や心臓などの生理学に基づいた、バランスのとれた運動が大切だと考えています。私たちはそれらを意図的に保証する運動として体操の課業を取り入れています。課業の中には「体育遊び」を組み込んでいてその中で一人で遊ぶより大勢の方が楽しいという気持ちを味わいつつ、「自分」という自己認識を発達させます。子どもたちは、この遊びの中で、様々な運動能力や身体的発達の他に空間・時間の認知、適応性、敏捷性、持続性、協調性、創造性、コントロールする力などの多くの発達を自然に促すことができると考えて取り入れています。


課業_体操_写真

わらべうたは身体の発達に合わせた、年齢にふさわしい歌や遊びがあります。無理のない音域と簡単なフレーズが繰り返されるので情緒の安定や語彙の獲得にも大きく影響します。
幼児のわらべうたの課業の中で音楽的能力(音の大きさ・高さ・速さ・リズム感・音色の違い)を理解していきます。また、課業の中に必ず集団遊びを組み込んでいるので、その中で繰り返し遊ぶことで友達と一緒に楽しくルールを守ることや音楽的要素も身に付くと考えています。
わらべうたには、その歌(言葉)や遊び動作の中に日本人の歴史や文化、人間観や自然観などを含んでいます。子ども達は遊びを通してそれらに触れ、伝承されたメッセージを自然に受け止めていくことになり、様々な感情を体験することで協調性や想像力、忍耐力、自律心などを身に付けていきます。


課業_わらべうた_写真

クレヨン・色鉛筆・絵具・粘土・紙粘土・毛糸やその他の素材を使って描く、切る、貼る、編む、染めるなどテーマに沿って自分を表現する体験をしています。




課業_描画・手仕事_写真

お話しには、詩や語呂あわせ、絵本なども含まれます。これらの中には、いずれも言葉の繰り返しの面白さやメッセージがあり、子ども達はそれを楽しみ想像することに喜びを感じるようです。お話しの世界に入り込み主人公になることで、様々な出来事や感情を自分のこととして体験します。
このような積み重ねが、子どもたちの共感能力を豊かにしたり、自ら耳を傾けることで『聞く力』が育つと考えています。


課業_文学_写真

自然や社会ついての情報を提供し、自分を取り巻く環境に興味、関心を持ってもらうように様々なテーマで取り組んでいます。




課業_環境認識_写真

子どもたちは日常の生活や遊びの中で、多い、少ない、高い、低い、重い、軽いなど自然に体験しています。 課業ではテーマを決めて年齢に応じた違いをふまえながら遊びの中で提供できるようにしています。



課業_数量認識_写真

食育活動を保育の一環として取り入れています。食材に触れる、旬の食材や行事食を知る、食事のマナーや食材の簡単な栄養素を知るなど各年齢に合った活動を取り入れています。




課業_食育_写真

自分の体を知る、守るために看護師が年間を通して行っています。その年齢に合わせて知っておく必要なことを様々な教材を使って体験しています。




課業_健康教育_写真